私・奈良はアメリカで行われているゴードン研究会議に参加中です。アメリカに来て4日目を迎えていますが、時差ボケが治らず、どれだけ寝ても眠気が取れず常に眠いです。
日本から出発した日から、ゴードン研究会議(GRC)一日目が終了した今日までの出来事をまとめて報告します。
友人が手作りしてくれたパスポートケースのチャックが壊れ、成田空港からニューヨークの空港までの飛行機で、私の席のTVモニターだけがフリーズして動かなくなるなど、幸先が悪いスタートとなりました。(私のTVモニターに映った飛行機は12時間ずっと青森県の横から動きませんでした。)
しかし、無事にボストンのホテルに到着し、同じ学会に参加する東京慈恵会医科大学の田島さんと合流しました。田島さんとは昨年の「日本ポリアミン学会 第6回年会」で初めて出会い、少しだけお話しをした仲です。そんな田島さんと、一緒の部屋に宿泊して、1つのキングサイズのベッドを2人でシェアしました。私は寝相が悪く、寝ている間歯ぎしりをする癖があります。田島さんには大変迷惑をおかけしました。
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ホテルの朝食会場にて |
翌日、ボストンから2時間のバスの長旅を経て、ゴードン研究会議の会場に到着しました。
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ゴードン研究会議の会場前です |
会場は自然あふれる森の中にあります。
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リス |
ゴードン研究会議中の私の宿は小さな湖の横にあります。景色がとてもきれいです。
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宿からの風景 |
会場に到着後、ゴードン研究会議が始まりました。ゴードン研究会議は若手向けのゴードン研究セミナー(GRS)と本会議(GRC)の2部に分かれています。最初の2日間は学生も多く参加するゴードン研究セミナー(GRS)です。
初めに口頭発表が行われました。電子辞書で意味の分からない英単語を引きながら発表を聞きました。自分の研究の専門分野に近い発表であればなんとなく内容はわかりましたが、自分の知らない専門用語が多く出てくる発表は、スライドのページごとのタイトルしか理解することが出来ませんでした。口頭発表はGRS、GRCで毎日行われます。全て理解することは難しいですが、少しでも多くの知識をつけて帰りたいと思います。
次にポスター発表です。2日間行われるGRSでは両日ともポスター発表が行われます。私にとって人生で初めての英語でのポスター発表です。開始後、すぐに外国の方に英語で「全部説明して」と言われました。心の準備が整ってないときに来られたので焦りましたが、何回も「Do you understand?」と確認しながら、ゆっくり説明していき、なんとか発表を終えました。
そこまでは良かったのですが、その後の聞き手からの質問対応に一番苦戦しました。相手の話す英語が速すぎて、何度聞いても何を質問しているのか分かりませんでした。また、予期せぬ質問が来たときに、咄嗟に英単語が浮かばず、なかなか言いたいことを伝えることも出来ませんでした。
しかし2日目のポスター発表では、1時間半で休む間がないほど多くの外国の方が発表を聞きに来てくださいました。そのおかげで、相手の英語を聞くことに少し慣れていきました。初日よりも余裕をもって説明や質問対応ができました。
GRSは昼に終了しました。夜から開始するゴードン研究会議(GRC)までの空き時間にGRCから参加をする栗原先生や、日本の大学の先生方と合流をして皆でホテルの近くにあるスーパーで購入したアメリカのビールを飲みました。真っ昼間にビールを飲むのは初めての体験でした。
ビールの栓抜きはスーパーの入り口の横の柱についていました。皆で仲良く栓を抜きました。
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壁についている栓抜き |
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栓を抜く東京大・松本先生 |
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栓を抜く千葉科学大学・照井先生 |
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片手でかっこよく栓を抜く千葉科学大学・吉田さん |
アメリカのビールの味はフルーティで、日本のビールよりも飲みやすいと思いました。
GRCの1日目終了後は、会場内にあるバーで飲み会が行われました。
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バーにて。赤ワイン大盛りです。会期中は何人かの先生方のご寄付により無料でお酒が飲めます。 |
私は英語にはまったく自信はありませんが、海外のポリアミン研究者と友達になりたいと思い、なるべく多くの方に話しかけました。会話はなかなか続きませんでしたが、少しでもお話ができてよい経験になりました。この日は夜0時まで飲み続けました。
GRCでは毎日夜に飲み会が開催されるので、より多くの方とお話をしてみたいと思います。もっと会話が続くよう、様々なネタを考えようと思います。
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Tシャツが配布されました。カメレオンのような動物が被っている帽子にはポリアミンの化学式が書いてあります。 |