2016年3月29日火曜日

白石さんが平成27年度の卒業式に出席しました。

 2016321()、白石さんが平成27年度の卒業式に出席しました。

卒業式の後、白石さんは全学科の先生方と卒業生が参加する謝恩会にも出席しました。白石さんの感想は「4年間一緒に授業を受けた同級生や、サークルの仲間と別れるのは名残惜しかったが、謝恩会では楽しい時間を過ごせたのでとても良い思い出となった。もう一度卒業式を晴れやかな気持ちで迎えられるように、2年間の大学院生活では研究や就職活動を頑張っていきたい。」でした。


 白石さん、ご卒業おめでとうございました。


白石さんの袴姿を見るために、
私・奈良も卒業式終了後に式の会場に行きました。


2016年3月22日火曜日

白石さんの卒業論文お疲れ会を行いました。

 白石さんが無事に卒業論文の執筆を終えましたので、3月18日(金)に研究室メンバーで卒業論文お疲れ会を行いました。



お疲れ会の集合写真


 研究室メンバーだけの飲み会は半年ぶりでした。

 白石さんはお酒に強いので、ビール1杯と日本酒5杯を飲んだ後でもしっかりと大学院進学後の抱負「2年後には、卒業論文のレベル以上の修士論文を作成できるように研究を頑張りたい」を述べてくれました。



抱負を述べる白石さん。
宴会の締めとして抱負を述べることは幹事・奈良による
突然の提案でしたが、完璧に応えてくれました。




 白石さんは3月7日に卒業論文を提出してから春休みを取っていたので、白石さんに会うのは久しぶりでした。卒業論文提出直前の時の白石さんに比べて、元気な姿を見ることができて良かったです。これからも一緒に研究を頑張りましょう!

2016年3月15日火曜日

「切っても涙の出ないタマネギ」の試食会に参加しました。

 3月14日(月)に研究室メンバーで「切っても涙の出ないタマネギ」の試食会に参加しました。

 料理をするときにタマネギを切ると、涙が出るという経験をした人は多いと思います。この原因はタマネギの細胞を傷つけることで、涙の原因となる物質(催涙成分)が出てくるからです。「切っても涙の出ないタマネギ」はこの催涙成分が生成するときに必要なタマネギの酵素の働きを抑制することで、催涙成分の量を減らすことを狙って作られたものです。この酵素は石川県立大学学長の熊谷英彦先生が、ハウス食品の今井真介先生達と行った共同研究の結果、発見されたものです。(なお、この研究は2013年のイグ・ノーベル賞に選ばれています。)

 今回、この研究成果を利用してハウス食品により催涙成分の生成を大幅に抑制したタマネギ「スマイルボール」が開発され、熊谷先生が全学向けに試食会を開催されました。


 
「スマイルボール」を右手に持つ熊谷先生。
新宿の伊勢丹や通販で中玉2つが450円で売られていましたが、
現在は完売していて購入できないそうです。



 まず試食会では、「スマイルボール」を実際にスライスしたり、切ったタマネギの断面を目に近づけたりすることで、涙が出ないことを参加者全員で確認しました。



スライサーを用いてタマネギを切る私



 その後、スライスしたタマネギを生のままいただきました。「スマイルボール」は苦労せずにスライスができて、さらに生でも食べやすいので、理想的なタマネギだと思いました。


通常の生のタマネギは辛味があるイメージでしたが、
「スマイルボール」は生で食べても辛味がなくておいしかったです。



 あまりにも涙が出ないタマネギだったので、自分が普通のタマネギを切った時に、どの程度涙が出るか忘れてしまいました。(私があまり自炊をしていないことも忘れてしまった原因の一つだと思います。)試食会に普通のタマネギを持って行って対照実験をすればよかったと後悔しました。

2016年3月7日月曜日

嫌気チャンバー内を整頓しました。

 腸内細菌のほとんどは空気中の酸素に触れてしまうと死滅してしまうために、私たちは腸内細菌を使って実験する場合に、嫌気チャンバーという実験機器を使います。気密が保たれた嫌気チャンバー内には事務机程度の大きさのスペースがあり、外部からポンプで送り込まれる窒素ガス、水素ガス、炭酸ガスが酸素を追い出すことで、嫌気(酸素なしの)状態を保っています。私・奈良は研究室でこの嫌気チャンバーの担当をしており、機械のトラブルや管理上の問題が起こった時には最初に対応をすることになっています。

 今年に入ってから嫌気チャンバー内に置く実験器具が増えたことで、嫌気チャンバー内が散らかってきました。そこで、実験を効率よく行う目的でチャンバー内を整頓しました。



整頓する前の嫌気チャンバー内の様子。




 最近嫌気チャンバー内に仲間入りした実験器具は上段の右側にある7種類の青色のピペットマンです。ピペットマンとは正確な量の液体を吸う器具のことで、私たち研究室では嫌気チャンバー内で行う実験でよく使います。このようにピペットマンが重なった状態で置いてあると、使いたいピペットマンをスムーズに手に取ることができませんでした。

 それを解消するために、ピペットマンを置くための棚をホームセンターで探しました。



整頓した後の嫌気チャンバー内の様子。




 もちろんピペットマン用の棚は売っていないので、代わりとなるものを見つける必要がありましたが、なかなかイメージしていた棚が見つからなかったので店内を4周しました。そしてやっと見つけたものがこちらです。実はこの棚の正体はコップ立てです。



本来の使用方法。このコップ立てを寝かせて棚代わりにしました。



 さらに、このコップ立てを嫌気チャンバーの扉を通じて、嫌気チャンバー内に入れようとするとコップ立ての底面の横幅が大きすぎて扉に引っかかるので入りませんでした。そのため無理やりペンチでコップ立ての形を変えて嫌気チャンバーの扉に入れました。



前面左側にある気密の扉。
見えている小部屋で酸素を追い出しすと、メインの部屋への扉が開きます。
チャンバー前面のボードを外すことは可能なようですが、
その後の気密が保証されないということで、事実上、唯一の扉です。



 ピペットマン用の棚を設置するだけでこれだけ試行錯誤しないといけないとは思いませんでしたが、この棚によってより快適に実験ができるようになったので苦労した甲斐があったと思いました。

2016年3月1日火曜日

2016年2月19日(金)4回生・白石さんが卒業論文発表を行いました。


 4回生・白石さんの卒業論文発表が無事に終わりました。



発表終了直後の白石さん。
発表直前まで追い込んで練習していたせいか、少しお疲れ気味でした。




 卒業論文発表は学科全体の先生方・学生の前で行います。そのため発表前の白石さんは緊張した様子でしたが、本番中の白石さんは緊張している様子を全く見せず、聴衆の方々を見ながら堂々と発表していました。

 発表後の白石さんの感想は「聴衆の方々からいただいた質問に対して、上手に答えることができなかった。2年後の修士論文発表の質疑応答では、言いたいことを頭の中で整理してから、簡潔に答えられるようになりたい。」でした。

 卒業論文発表は終わりましたが、卒業論文の執筆はまだ残っています。卒業論文の最終提出日まであと約1週間あります。体調管理には十分気を付けて、もうひと踏ん張り頑張ってください!