2017年11月28日火曜日

ヒト腸内常在菌叢における優勢種の多くが新規ポリアミン合成系及び新規ポリアミン輸送系を有している可能性があることを示した論文がThe International Journal of Biochemistry & Cell Biologyにアクセプトされました。

 研究員の杉山友太さんによる論文「Comprehensive analysis of polyamine transport and biosynthesis in the dominant human gut bacteria: Potential presence of novel polyamine metabolism and transport genes.」が学術雑誌The International Journal of Biochemistry & Cell Biologyにアクセプトされ(専門家による覆面審査の結果、掲載が許可されること)ました。

 この論文は、平成28年度修士課程卒業生の奈良さんが中心となって実験し、新潟大学の奥田修二郎先生のご協力を得て、研究員の杉山さんが執筆したものです。

 腸内細菌共生機構学講座では「宿主が産生し腸内細菌の生理機能に影響を与える化合物」および「腸内細菌が産生し宿主の生理機能に影響を与える化合物」について研究しています。(本講座では、このような化合物のことを「シンビオジェニック因子」と呼んでいます。)私たちはシンビオジェニック因子の一つとしてポリアミンに注目しています。
 今回の論文では、ヒト腸内常在菌叢における優勢種の多くが新規ポリアミン合成系及び新規ポリアミン輸送系を有している可能性があることを報告しました。


杉山さんの論文受理を祝して撮影した集合写真

 論文のアクセプト、おめでとうございます!

【平野】





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