2019年2月5日火曜日

終了シンポジウムおよび成果報告会を3月20日に行います。

私たちの寄附講座「腸内細菌共生機構学寄付講座」の設置期間が2019年3月末で終了します。
これを記念いたしまして、腸内細菌研究のトップランナーであります木村郁夫先生・長谷耕二先生、日本ポリアミン学会・元会長の大島泰郎先生を金沢にお招きしまして、終了シンポジウムを行います。
本シンポジウムは私たちの寄付講座の成果発表を兼ねさせていただきます。

日時:
2019年3月20日(水)
13:00~18:00(シンポジウム)
18:00~20:00(懇親会)

会場:ホテル日航金沢(JR金沢駅地下直結)
https://www.hnkanazawa.jp/access/index.html

※参加費・懇親会費は不要ですが、準備の都合から事前の参加登録をお願いしております。
参加登録は以下のサイトからお願いします。
https://goo.gl/forms/5B514AojgHCi3jCl2

プログラム(敬称略)
★招待講演
木村郁夫(東京農工大学大学院農学研究院/准教授)
「腸内細菌代謝産物と宿主エネルギー制御機構」

長谷耕二(慶応大学薬学部/教授)
「腸内細菌による免疫・代謝疾患制御」

★特別講演
大島泰郎(共和化工環境微生物研究所/所長)
「好熱菌ポリアミンに入れ込んではや半世紀」

★成果発表
後藤愛那(京都大学生命科学研究科/日本学術振興会特別研究員PD)
「母乳オリゴ糖を介したヒトとビフィズス菌の共生・共進化、
嫌気性腸内細菌と培養細胞の共培養システムの開発」

阪中幹祥(デンマーク工科大学/日本学術振興会海外特別研究員)
「ビフィズス菌の遺伝子に見るヒト母乳オリゴ糖利用への適応進化」

栗原新(石川県立大学生物資源環境学部/准教授)
「ヒト腸内常在菌のシンビオジェニック因子産生機構の遺伝学的解明」

年度末の大変お忙しい時期とは存じますが、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
よろしくお願いします。

2018年11月7日水曜日

研究室の中間発表会を行いました。

初めまして。
6月より生物資源環境学研究科特別研究学生となりました韓国人留学生の崔文鶴(チェ ムンハク)と申します。

今年度の10月17日(水)は太田さん、前田さん、平野さん、西田さん、そして私の5人が今までの研究成果を発表する中間発表会が行われました。


M2の平野さん

M2の太田さん


卒論・修論発表会の練習にもなる中間発表でしたが、みなさんは指摘される点があまりなく、プレゼンテーションの完成度が高かったです。
私は言語の問題以前にプレゼンテーションが大変苦手なのですけれども、今回の発表で主な問題点から細かいところまでたくさんのアドバイスを頂き、自分では気付かなかった部分も知ることができた貴重な機会でした。

更に、お互いの研究内容をより深く理解することができて見聞が広がり、そこからまた新しいアイデアを得られた意味深い時間だったと思います。

みなさんお疲れ様でした。

【崔】

2018年9月21日金曜日

新メンバーの紹介です。

 初めまして。
 6月より腸内細菌共生機構学講座の博士研究員となりました永井栄美子です。
 今回は記念すべき初のブログ執筆です。

 今年度は私の他に、学部4年生の下川さん、西田さん、京都大学 博士後期課程1年生のチェさんが新たにメンバーとして加わりました。

新メンバー 左から下川、西田、チェ、永井


 私はこれまで、機能性食品を用いたインフルエンザ対策について研究を行ってきたため、腸内細菌については全くの素人です。
これまでとは全く違う分野での研究は慣れないことも多く試行錯誤の毎日ですが、日々新しい知識や技術を学ぶことができ、とても充実しています。

 また、この腸内細菌共生学講座にきて一番驚いたことはメンバー一人一人がものすごく頼りになるということです。
それぞれが自分の研究をよく理解し、自分自身で考えて研究に取り組んでいるため、非常に活発な研究活動が行われています。

 このような姿を見て、私も頑張らないと!と思っている今日この頃です。
これから皆さんと研究をしてけることに、とてもワクワクしています。
【永井】

2018年3月22日木曜日

学部4年生の藤澤さんが卒業し、修士2年生の河田さんが修士課程を修了しました。

 2018年3月22日(祝)に、卒業式が行われました。
 腸内細菌共生機構学からは4年生の藤澤さんが卒業し、また、食品科学専攻・小栁喬先生の研究室から実験をしに来ている河田さんが修了されました。


卒業式会場にて


 環境科学科で成績優秀者だった藤澤さんは、後援会からの卒業記念品授与で、目録を受け取る役を下の写真のように、つつがなく務めました。





動画バージョン

 藤澤さん、河田さんはいずれも素晴らしい研究成果を挙げて卒業されます。早く論文にまとめようと思います。
 お疲れ様でした。次の場所でも頑張ってください!
【栗原】

2018年2月27日火曜日

研究員の杉山さんと4年生の藤澤さんの送別会を行いました

 2018年2月21日に4年生の藤澤さんと研究員の杉山さんの送別会を「しま崎」で行いました。



研究室メンバーでの集合写真


 藤澤さんは昨年の4月から約1年間腸内細菌共生機構学講座で研究を行っており、2月19日には堂々とした態度で卒業論文発表会を行いました。現在は卒業論文の本提出に向けて修正を行っています。卒業後は東京大学の大学院に進学をします。
 杉山さんは腸内細菌共生機構学講座が設立された2か月後から着任されており、約4年間本研究室で研究を行い、本研究室在籍中に数多くの論文を書き上げています。また、私が実験や機器の扱いで困った際には何度もお世話になりました。4月からは京都大学で研究を続けられます。

 研究室からお二人がいなくなってしまうのはとても寂しいのですが、新しい環境での今後のご活躍を心より願っております。

【前田】

2018年2月20日火曜日

藤澤君が卒論発表を終えました。

 本日、藤澤君が卒業論文の発表を行いました。藤澤君は朝9時15分からの発表で、私たちも藤澤君の発表を聞きに行きました。
 藤澤君は1月に「日本ポリアミン学会 第9回年会」で口頭発表を行っていたため、本番の発表は練習と同じく堂々としており、先生方からの質問に対しても正確に答えられていました。

 発表を終えて疲れきった藤澤君に発表の乾燥を聞くと、「無事に発表が終わって一安心しました。ポリアミン学会で一度口頭発表を経験していたため、緊張せずに発表できました。」と答えてくれました。



卒論発表を終え、疲れ切った藤澤君


 藤澤君、卒論発表お疲れ様でした!

2018年2月13日火曜日

腸内細菌共生機構学講座の研究成果をまとめた論文が"BBB論文賞"を受賞しました

 昨年に腸内細菌共生機構学講座から出された論文、「Use of Gifu Anaerobic Medium for culturing 32 dominant species of human gut microbes and its evaluation based on short-chain fatty acids fermentation profiles」がBBB論文賞を受賞しました。

 BBB賞は、日本農芸化学会ホームページによると、「日本農芸化学会英文誌Bioscience, Biotechnology, and Biochemistryに掲載されたRegular Paper, Communicationより毎年優秀な論文に授与」されるとのことです。

 この論文は、2016年度の修士卒業生の奈良未沙希さんが行った実験を、研究員として在籍していた後藤愛那さんがまとめたものです。内容は実際に私達のお腹の中に沢山いる腸内細菌32種を共通の培地で一斉に培養できることを詳細に示したというもので、腸内常在菌の培養を介した研究の進展の一助になるのではないかと思っています。

 本講座では、これまでの論文をドアに掲示しているのですが、


ドアに掲示してある腸内細菌共生機構学寄附講座で主導した論文


 この論文も、写真のようにばっちり飾られています。


BBB論文賞を受賞した論文


おめでとうございます!

【平野】

2018年2月7日水曜日

大雪になりました。

 私は今年で石川に来てからの6年間で一番の大雪を経験しています。
 私が石川県に引っ越してきてからは毎年15 cm~20 cm程積もれば「今年も降ったね」という会話をしていたのですが、今朝の時点で積雪が膝よりも高く50 cm以上積もっていました。私たちの研究室があるi-BIRDの建物の前は駐車場になっているのですが、除雪が追い付いていないらしく、朝から施設の方が除雪をしてくださったおかげでなんとか人が通れるとった状態でした。

i-BIRDの建物前の駐車場の様子


 また10月31日のブログで紅葉の様子を紹介した生物資源工学研究所の中庭も、積もった雪が枝につくのではという状態です。

生物資源工学研究所の中庭の様子


 
 降り始めた頃は「雪だ!」と私もはしゃいでいたのですが今は地面のアスファルトが恋しくなっています。ただその願いもむなしく、降雪は8日まで続くという予報なのでいったいどこまで積もるのか心配です。
【前田】

※あまり大雪感が伝わらないので、栗原の家の駐車場のクルマの埋もれている写真を掲載します。(栗原)

東京出張から帰ってきたら駐車場で埋もれ果てていた栗原のクルマ


2018年1月30日火曜日

大学院の講義のレポートを書いています。

 早いもので1月も下旬となりました。学部4年生や修士2年生は卒論・修論に忙しく、学部1~3年生は単位取得のため、レポートやテスト勉強に忙しい時期です。
修士1年の私もレポートの作成をしています。特に阪中先生が担当する「腸内細菌共生機構学特論」は腸内細菌に関する様々な論文について触れてきた講義で、毎回とても興味深いお話を聞くことができました。
 レポートの課題は、講義の中で紹介された研究の中から「印象に残った点」や「課題点」、「その研究をより発展させるために、自分であったら今後どのような研究を行いたいか」を記述するもので、学部の頃よりも研究に積極的に興味を持ち、考える力を必要とします。私は自分の知らない研究について知ったり、考えたりすることが好きなので、このようなレポート課題は書いていて非常に楽しいです。

レポート作成をする私(太田)

 このレポートを提出することで後期の講義がひと段落します。今後は卒論・修論発表の練習や農芸化学会の準備が待っていますが、並行して研究も頑張りたいと思います!

2018年1月23日火曜日

助教の阪中先生と4年生の藤澤さんが「日本ポリアミン学会 第9回年会」において、口頭発表を行いました

 「日本ポリアミン学会 第9回年会」が関西学院大学にて2018年1月19日~20日の2日間にわたって開催されました。
この会で、腸内細菌共生機構学講座からも助教の阪中幹祥先生と4年生の藤澤友貴さんが口頭発表を行いました。

 阪中先生の発表演題は
「マーカーレス遺伝子欠損を利用したヒト腸内細菌Bacteroides doreiのアルギニンデカルボキシラーゼ遺伝子の機能解析」、
藤澤さんの発表演題は
「ヒト腸内細菌Bacteroides thetaiotaomicronのスペルミジン生合成経路の遺伝学・生化学的解析」
でした。

 阪中先生は、先日「FEMS Microbiology Letters」にアクセプトされた論文「Functional analysis of arginine decarboxylase gene speA of Bacteroides dorei by markerless gene deletion」の内容から発表されました。


 藤澤さんは学外での口頭発表が初めてということもあり、念入りに練習をしてから臨んでいました。


発表練習に励む藤澤さん



 藤澤さんは、緊張を感じながらも、達成感のある発表が出来たようです。今後も口頭発表の場が増えていくことと思いますので、この調子で頑張って欲しいですですね!

 阪中先生も藤澤さんも、会場のある「関西学院大学 西宮上ヶ原キャンパス」の美しさと素晴らしさに驚いたとのことです。


関西学院大学にある素敵な建物


 学会会場の「関西学院会館」は、結婚式場として使われることもあり、学会翌日にも結婚式の予定があるとのことでした。

【平野】

2018年1月16日火曜日

修士1年生3人はそれぞれ違った年末年始を過ごしました

 あけましておめでとうございます。修士1年生の3人は年末年始の間、研究室をお休みしてそれぞれ違った休暇を過ごしましたのでご紹介しようと思います。


 まずは太田君からです。
 年末から静岡県の実家に自動車で帰省しました。帰省中の浜松は天気がとても良く、毎日過ごしやすかったそうです。帰省の際に加賀れんこんを買い、実家で「れんこんと人参のきんぴら」と「蓮蒸し」を作ったそうです。

自作した蓮蒸し。れんこんとは思えないほどモチモチしていました。



蓮蒸しは石川県の郷土料理で、すりおろした加賀れんこんと卵白、片栗粉、塩、砂糖を合わせて蒸したものです。太田君は腸内細菌共生機構学講座(IFO)主催のシンポジウム「北陸の微生物研究」の懇親会で初めて蓮蒸しを食べ、そのおいしさに感動し、自分でも作ってみたいと思っていたそうです。太田君自作の蓮蒸しはとてもおいしくでき、太田君のご家族も喜んで食べてくれて、年末年始をゆっくりと楽しく過ごすことができたそうです。


 次に平野さんです。
 平野さんは地元に帰省して昨年度の修士卒業生で同郷の奈良さんと食事をしてきたそうです。奈良さんとは一緒に研究室で過ごしていた時のお話や、奈良さんが卒業されてからの研究室の様子などたくさんお話ができたとのことでした。また、お互いに元気な姿を見れて安心したそうです。

カフェで撮影【左:奈良さん 右:平野さん】



 最後に僕ですが、実家に帰省してゆっくりと休息をとっていた2人とは全く毛色の違った過ごし方をしていました。
僕は年末年始に東京へ行き12/29~12/31にわたって東京国際展示場で開催されていたコミックマーケット93に一般参加してきました。コミックマーケットとは同人誌と呼ばれる同じ趣味嗜好を持った人が自主制作した本や、グッズ等の頒布を行う即売会で、日本で開催されている同人誌即売会では最も規模が大きいイベントになります。コミックマーケット準備会のTwitterによると3日間で約55万人が来場していたそうです。会場内は冬なのにいるだけで少し汗をかいてしまうような熱気がありました。それだけ大きなイベントのためジャンルも多岐に渡っており、アニメや漫画の二次創作からカップラーメンの評論本、教科書ではなかなか取り上げられない歴史の本など歩いているだけでもとても楽しかったです。

コミックマーケット93 2日目(12/30)の東京ビッグサイト


 それぞれ年末年始しっかり楽しみ、休息をとることができました。今年は就職活動、そして修士論文の執筆と忙しくなりますが頑張りたいと思います。

【前田】


2018年1月9日火曜日

阪中先生の論文が「FEMS Microbiology Letters」にアクセプトされました。

 新年あけましておめでとうございます。
 石川県は年始からどんよりとした天気が続いています。


2018年1月9日の空模様。石川の冬はこのような天気が続きます。


 さて、2017年12月30日に阪中先生が第一著者の論文「Functional analysis of arginine decarboxylase gene speA of Bacteroides dorei by markerless gene deletion」
が学術雑誌「FEMS Microbiology Letters」にアクセプトされました。
 この論文では腸内細菌優先種の一つであるBacteroides dorei (以下B. dorei)を標的としたマーカーレス遺伝子欠損を実施し、アルギニンデカルボキシラーゼ遺伝子を欠損した株を作成しました。さらに、この変異株と親株を比較した時、変異株の生育速度が著しく低下し、細胞内及び培養上清中のスペルミジン濃度がほぼ消失したことでB. dorei のポリアミン生合成系におけるアルギニンデカルボキシラーゼ遺伝子の重要性を示しました。
 B. dorei共同研究者の松本光晴博士が大学院生のマサピヨさんの糞便から分離した腸内細菌であり(原著論文)、最近、自己免疫疾患への寄与が疑われ始めている重要な腸内細菌です(腸内細菌共生機構学講座の大学院生の平野さんによる日本語の解説記事)。

 論文のアクセプトを記念して、恒例のケーキを頂きました。この日は共同研究を行っている金沢大・岡本研究室の学生さんも研究室にいらしていて、コストコの1.5 kgのティラミスケーキを総勢12名で頂きました。

阪中先生の論文のアクセプトを祝う様子


研究室メンバーと金沢大の学生さんでケーキを食べる様子


一人分ずつ分けられたケーキ。山盛りです。


 写真のように、12等分しても一人分は山もりで、ケーキだけでお腹がいっぱいになりました。本年も一本でも多くの論文がアクセプトされるよう、研究を頑張ります。

 論文のアクセプト、おめでとうございます!

2017年12月20日水曜日

先日、今年最後の進捗報告会を行いました。





 10月に当研究室に配属された三年生の下川さんも参加し、総勢9名でディスカッションを行いました。
 この日は寒い一日でしたが、熱い議論がなされました。
 直近の研究内容について触れるのに加え、今年の研究内容を振り返りつつ、来年どのように研究を進めていくのかを改めて考える良い機会になりました。
 来年の研究活動にも気合が入ります!


 以前のブログで進捗報告会のお弁当について触れましたが(6月20日の記事)、この日の人気ナンバー1メニューは「鶏の甘酢あんかけ弁当」でした。


 今年のブログ更新は、これで最後となります。
 
みなさま、よいお年をお迎えください。

2017年12月12日火曜日

学部4年生の藤澤さんが卒業論文の執筆を開始しました

 12月に入り寒い日が続いています。今朝は吹雪になるほどの風と雪で講義に向かうのも少し億劫に感じました。

今年二度目の雪が降った石川県立大学正面

 研究室では学部4年生の藤澤さんが卒業論文の執筆を開始しています。藤澤さんに「卒業論文の執筆はどうですか?」と聞いたところ「学生実験で書いていたレポートより体裁を整えるのが大変です。期日までに書き終えられるか今から心配ですが、頑張りたいです。」というコメントをいただいました。

卒業論文を執筆する藤澤さん


 藤澤さんが卒業論文を執筆している姿を見ていると去年の自分のことを思い出して、1年があっという間だったなと思わされます。私も来年の修士論文執筆に向けてどんどん実験を行いたいと思います。

【前田】


2017年12月5日火曜日

ポリアミン学会の学会誌に修士1年生・太田の執筆した記事が掲載されました。

 11月29日に日本ポリアミン学会 学会誌「ポリアミン」の第4巻2号が発行されました。
 この学会誌は2014年の4月に発行が始まって以来、半年に一度のペースで発行されていて、国内の最新のポリアミン研究やポリアミンに関する学会の体験記について日本語で分かりやすく書かれています。

私の名前が載っている学会誌の表紙



 今回の学会誌には私の「ゴードン会議参加記」と「最新の論文紹介」の2つの記事を掲載して頂きました。
 ゴードン会議参加記は今年6月にアメリカのニューハンプシャー州で開催されたゴードン会議(ポリアミン)に参加した私と関西学院大学の石井友理さんの体験について書かれています。私はこの記事を書きながら当時の体験を振り返り、本当に良い経験をしたとしみじみ感じました。

私のゴードン会議参加記の一部


 「最新の論文紹介」には、キイロショウジョウバエにおけるスペルミジンの経口摂取が加齢による記憶障害を抑制する論文について、日本語で要約した記事を掲載して頂きました。この件は9月に行われた東京慈恵会医科大学 学外共同シンポジウム 「第16回 ポリアミンと核酸の共進化」で、アミンファーマ研究所の植村武史先生からお話を頂き、学生としてまたとない機会だと思い、記事を掲載して頂くことになりました。実際に論文を読んで、指定された文字数内に文章をまとめることは非常に難しく、何度も論文を見直し、文章を練り直しました。

 今回、学会誌に2つもの記事を掲載して頂き、貴重な経験をさせて頂きました。学会誌の中では、この他にもポリアミンについての幅広い知識を得ることができます。このブログで興味を持たれた方は、ぜひ日本ポリアミン学会のホームページをのぞいてみて下さい!

日本ポリアミン学会のホームページ(今年10月にホームページがリニューアルされました!)


【太田】

2017年11月28日火曜日

ヒト腸内常在菌叢における優勢種の多くが新規ポリアミン合成系及び新規ポリアミン輸送系を有している可能性があることを示した論文がThe International Journal of Biochemistry & Cell Biologyにアクセプトされました。

 研究員の杉山友太さんによる論文「Comprehensive analysis of polyamine transport and biosynthesis in the dominant human gut bacteria: Potential presence of novel polyamine metabolism and transport genes.」が学術雑誌The International Journal of Biochemistry & Cell Biologyにアクセプトされ(専門家による覆面審査の結果、掲載が許可されること)ました。

 この論文は、平成28年度修士課程卒業生の奈良さんが中心となって実験し、新潟大学の奥田修二郎先生のご協力を得て、研究員の杉山さんが執筆したものです。

 腸内細菌共生機構学講座では「宿主が産生し腸内細菌の生理機能に影響を与える化合物」および「腸内細菌が産生し宿主の生理機能に影響を与える化合物」について研究しています。(本講座では、このような化合物のことを「シンビオジェニック因子」と呼んでいます。)私たちはシンビオジェニック因子の一つとしてポリアミンに注目しています。
 今回の論文では、ヒト腸内常在菌叢における優勢種の多くが新規ポリアミン合成系及び新規ポリアミン輸送系を有している可能性があることを報告しました。


杉山さんの論文受理を祝して撮影した集合写真

 論文のアクセプト、おめでとうございます!

【平野】





2017年11月22日水曜日

2017年11月10日-11日 第10回北陸バイオシンポジウムに参加しました~2日目編~

 先週に引き続きまして2017年11月10日、11日に富山県で開催された第10回北陸バイオシンポジウムの様子をお伝えします。
 2日目(11月11日)は、7時に起床して朝食をいただき、前日ポスター発表を行った会場で口頭発表を聞きました。
 口頭発表の終了後にはポスター賞の発表が行われました。ポスター賞には全56演題の中から、会場の参加者の投票によって、3件の最優秀賞と6件の優秀賞が選ばれました(最優秀賞は1件のみに与えられる予定でしたが、得票数が同数だったため3件に与えられたそうです。))。腸内細菌共生機構学からは研究員の杉山さんが最優秀賞を、私は優秀賞を受賞することができました。修士卒業生である奈良さんが第8回第9回の北陸バイオシンポジウムの2年連続でポスター最優秀賞を受賞しており、腸内細菌共生機構学としてその記録を引き継ぐことができてとてもうれしいです。

浅野先生から最優秀賞の賞状を受け取る杉山さん


浅野先生から優秀賞の賞状を受け取る私

 帰りには皆で栗原先生おすすめのインド・パキスタン料理店「ホット・スプーン」でお昼を食べました。私は本格的なインドカレーを食べるのが初めてだったので、こんなにスパイスが効いていておいしいものなのかと感動しました。ちなみに栗原先生は2カ月に一回くらいの頻度で車で1時間30分かけてこのお店に家族で食べに来られることもあるそうです。


インドカレー店「ホット・スプーン」のベジタブルカレー



 来年は第11回北陸バイオシンポジウムを石川県の山中温泉で石川県主催で開催します。もちろん今年このブログを担当している私たち3人(太田・平野・前田)もお手伝いとして参加する予定です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。


第11回の北陸バイオシンポジウムの案内を行う栗原先生


【前田】

2017年11月14日火曜日

2017年11月10日-11日 第10回北陸合同バイオシンポジウムに参加しました。~1日目編~

 2017年11月10日、11日に富山県で第10回北陸合同バイオシンポジウム(以下シンポジウム)が開催されました。このシンポジウムは北陸のバイオに関する研究者が集い、ざっくばらんに語り合う会として毎年北陸三県が持ち回りで開催しています。今回、腸内細菌共生機構学講座からは阪中先生が口頭発表を行い、他の参加者全員(栗原先生、杉山さん、太田、平野さん、前田さん、藤澤さん)はポスター発表を行いました。

 1日目(11月10日)は、初めは富山県立大学で口頭発表が行われ、夕方からは会場をいこいの村 磯波風(いそっぷ)に移し、ポスター発表等を行いました。富山県立大学は石川県立大学よりも多くの学科が設置されているため敷地が想像よりも広く、大学に到着した私たちは会場で少し迷ってしまいました。

富山県立大学のキャンパスの様子と共生研グループ


 富山県立大学での口頭発表は大講義室で行われ、広い会場で様々な研究についてディスカッションが行われました。口頭発表後は会場を移し、夕食を頂きました。

いこいの村 磯波風での夕食


夕食後はポスターブリーフィングが行われ、一人1分間でポスター発表の内容の紹介を行いました。ポスターブリーフィングは北陸バイオシンポジウムでは初めての試みで、全員のポスター発表の内容を知ることができました。本番のポスター発表では、専門外の先生方や学生に自分の研究を伝えることが非常に難しく感じ、同時に自分の勉強不足を痛感しました。前田君と藤澤君は途切れることなく参加者の方々にポスターの説明をしていました。その時を振り返った前田君は「発表は楽しく、自分の研究に興味を持って頂ける参加者が多くて嬉しかった」と言っていました。
 ポスター発表の後は総合討論会を称した飲み会が行われ、美味しい日本酒やビールを飲みながらディスカッションが行われました。毎年恒例の日本酒対決も行われ、今年は北陸三県に加えて新潟と東京の日本酒も登場し、更なる盛り上がりを見せました。私は日付が変わる頃に部屋に戻りましたが、前田君によると飲み会は深夜3時頃まで続いたそうです。
二日目編は来週に続きます!

【太田】

2017年11月7日火曜日

第10回北陸合同シンポジウムに向けて準備を行っています。

 第10回北陸合同シンポジウムに向けて準備を行っています。
 このシンポジウムは、第8回は山中温泉(石川県)、第9回はあわら温泉(福井県)と、毎年場所を変えながら北陸地方で開催されている泊まり込みの研究集会です。
 第10回目となる今年のシンポジウムは、11月10日と11月11日の2日間にかけて富山県立大学と、富山市婦中町の「いこいの村 磯波風」で開催される予定です。

 北陸合同バイオシンポジウムでは、討論主題を「生物資源の利活用および医農薬に関する基礎および応用研究で、最新の内容を含むもの。」として、研究の口頭発表やポスター発表が行われます。

 腸内細菌共生機構学講座のメンバーも、発表に向けて着々と準備を進めています。

印刷中の平野のポスター

ポスターの構成を練る前田さん


 私は、久々の学外での発表なので、普段なかなか会うことの出来ない参加者の方々と、ぜひとも研究に関するディスカッションが出来たら良いなと思っています。

【平野】

2017年10月31日火曜日

冬の気配を感じる時期になりました

 気象庁の記録によると先日10月30日の金沢の気温は最高気温18.4 ℃、最低気温9.0 ℃、平均気温13.8 ℃と、最低気温がこの秋で初めて10 ℃を下回り強い冷え込みとなりました。
 石川県立大学校舎の周辺や生物資源工学研究所の中庭でも紅葉がみられるようになっています。

石川県立大学正面の様子


生物資源工学研究所内にある中庭の様子


 私は一人暮らしを始めて5年目になるのですが、秋から冬にかけて鍋を食べるのが習慣になっています。この秋は、先週今年初めての一人鍋を食べました。一人で鍋をつつきながら、もうこの時期かとしみじみと思いました。
 これから寒い日がどんどん増えていくと思われます。皆さんもどうぞお体にお気を付けください。


【前田】