2016年10月21日に研究員の杉山友太さんの論文「Application study of 1,2-α-L-fucosynthase: Introduction of Fucα1-2Gal disaccharide structures on
N-glycan, ganglioside, and xyloglucan oligosaccharide」が学術雑誌「
Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry」に受理(複数の研究者による覆面審査の末、掲載が許可されること)されました。この論文では以前に
Glycobiology誌に報告した1,2-α-L-fucosynthaseの応用性を検討し、オリゴ糖や糖タンパクの
O型糖鎖のみならず、幅広い物質(糖タンパクの
N型糖鎖や糖脂質、植物の細胞壁を構成する多糖)にもH抗原という糖鎖構造を選択的に導入できることに成功したことを報告しています。
杉山さんの感想は「多くの先生のご支援のおかげで、作出した酵素の有用性を示すことが出来、とてもうれしい。」でした。
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H抗原が導入された糖鎖の分子模型を持つ杉山さん。 |
杉山さんの論文が雑誌に掲載する形式になり次第、写真1のちょうど分子模型があるところに16報目の論文として掲載します。
杉山さん、おめでとうございます!
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