2013年10月4日金曜日

「開設記念シンポジウム」を行いました。

 「腸内細菌共生機構学寄附講座」開設を記念して、シンポジウムを行いました。



シンポジウムポスター




 このシンポジウムでは、腸管内環境について最先端の研究をされている先生方4人をお呼びして、最新の研究成果を紹介していただきました。

部屋の前に設置された看板。かっちり新講座名が書かれていて感慨深かった。



 シンポジウムは、石川県立大学 学長の熊谷先生の挨拶で始まりました。

熊谷英彦 石川県立大学長の開会挨拶

 

 次に、寺西盛雄 石川県立大学理事長から、本講座にご寄附いただいた公益財団法人 発酵研究所の波多野和徳理事長へ感謝状が贈呈され、波多野発酵研究所理事長からご挨拶を頂きました。

石川県立大学・寺西理事長から発酵研究所・波多野理事長への感謝状贈呈 
発酵研究所 波多野理事長による来賓挨拶



 シンポジウムではまず、腸内細菌共生機構学教授の片山高嶺による講座のテーマの概要の説明がありました。
腸内細菌共生機構学寄附講座教授・片山による講座のテーマと概要の説明



 北岡本光先生(農研機構食品総合研究所)には、「ヒトミルクオリゴ糖を介したビフィズス菌と乳児の共生」について講演していただきました。

北岡先生の講演
  


 神戸大朋先生(京都大学)には、「腸管における必須微量金属の吸収機構」について講演していただきました。

神戸先生の講演
   


 横田篤先生(北海道大学)には、「胆汁酸と腸内フローラ」について講演していただきました。

横田先生の講演
    


 会場は満席でした。ご来場ありがとうございます。

満席の会場

    

 また、全ての講演で質疑応答が活発に行われました。

質問をする横田先生

    

 私、栗原の留学先のボスの一人であるテキサス大学サウスウェスタンメディカルセンターのマイケル先生には、「ヒト腸内細菌におけるポリアミン生合成経路の多様性」について講演していただきました。

Anthony J. Michael先生の講演

    
 
 栗原は、米国留学中の成果を中心に「細菌の細胞間シグナル分子としてのポリアミン」という題目で講演をさせていただきました。

栗原の講演

    
 
 シンポジウムは片山の閉会挨拶で終了し、

腸内細菌共生機構学講座教授・片山による閉会挨拶








その後、懇親会が行われました。石川の吟醸酒がなかなか好評でした。

懇親会の様子



 懇親会後半には、発酵研究所によって設立された他の寄附講座の先生方から、先輩としての激励メッセージを頂きました。

京都大学 微生物科学寄附研究部門教授・島純先生からの激励

北海道大学 微生物新機能開発学教授・鎌形洋一先生からの激励

九州大学 極限環境微生物ゲノム機能開発学講座教授・河原林裕先生からの激励

東京大学 微生物潜在機能探索寄附講座教授・尾仲宏康先生からの激励


 激励ありがとうございました。

 最後は我々、腸内細菌共生機構学講座教員からの決意表明を行いました。



腸内細菌共生機構学教授・片山からの決意表明

腸内細菌共生機構学准教授・栗原からの決意表明


 これから5年間、よい成果が出るよう研究に打ち込んで行こうと思います。



 遠く金沢まで足を運んでくださいました皆様、大変ありがとうございました。

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