2016年5月31日火曜日

2016年5月21日 応用微生物学研究室と合同バーベキューを行いました。

 今年も応用微生物学研究室・腸内細菌共生機構学合同バーベキューを行いました。各研究室のメンバーとそのご家族を合わせて30人以上の方が参加されました。
 
 当日は爽やかな快晴で風も少なく、絶好のバーベキュー日和でした。

 今年度のバーベキューの幹事は私・白石と、応用微生物工学研究室の高柿くんが務めさせていただきました。幹事のお仕事は大変でしたが、先生方のお力添えや周囲の手助けのお陰でバーベキューを成功に導くことができました。


相撲をとる栗原先生と太田君


 今年度は各研究室で合計7人もの4年生を迎え、例年にも増して賑やかなバーベキューとなりました。

集合写真。去年より学生の人数が多いです。

  バーベキューの準備や当日のお手伝いしてくださった研究室メンバーの方々には大変感謝しています。ありがとうございました!


2016年5月25日水曜日

2016年5月16日(月)に第6回腸内細菌共生機構学特別セミナー「腸内細菌制御へ向けた様々なアプローチ」を行いました。

 5月16日(月)に第6回腸内細菌共生機構学特別セミナー「腸内細菌制御へ向けた様々なアプローチ」を行いました。
 今回のセミナーでは、国立遺伝子研究所の吉見一人先生と、新潟大学の奥田修二郎先生、中井博之先生に講演していただきました。

吉見一人先生には「ゲノム編集技術をもちいてマウス・ラットのゲノムを操作する」という演題で、


講演される吉見先生





奥田修二郎先生には「腸内細菌叢解析のためのバイオインフォマティクス」という演題で、


講演される奥田先生と聴衆の皆さん。






中井先生には「機能性オリゴ糖の創出」という演題で、それぞれご講演いただきました。


講演される中井先生






 セミナー後には、「味楽 ゆめり」で懇親会を行いました。新幹線開業効果もあり、もともと予約が取りづらかった「ゆめり」もさらに予約が取りにくくなっていまして、人数が限定されてしまったせいで、学生の参加者は関連するテーマをやっている平野さんだけでした。平野さんは沢山の先生のお話を聞いて大変刺激になったようです。

懇親会後の写真





 吉見先生、奥田先生、中井先生、素晴らしいご講演をありがとうございました!

2016年5月17日火曜日

今年度初めての文献紹介セミナー

 腸内細菌共生機構学寄附講座では、研究室メンバーによる文献紹介セミナーを隔週で実施しています。
 文献紹介セミナーでは、腸内細菌に関する論文を読み、その内容を他の研究室メンバーに紹介します。元の論文はもちろん英語で書かれている上に、その内容を自分でまとめて分かりやすく発表しなければならないため、英語力とプレゼン力を磨くことができます。また、論文の専門的な内容を理解するために、自分の研究内容に直接関係しないことについても勉強する必要があることも多いです。
 5月9日には今年度初めての文献紹介セミナーが行われ、ポスドクの阪中さんが発表を行いました。
阪中さんが紹介した文献は、『ミルクオリゴ糖の、発育不良乳児の成長への腸内細菌依存的な影響』でした。この文献で、ウシミルクオリゴ糖を発育不良の乳児に与えると体重が増加しますが、体重の増加には腸内細菌が不可欠であること知ることができました。

 研究室メンバーとして初めて文献紹介セミナーに参加した平野さんに感想を聞いたところ、「自分の文献紹介の時に発表の内容がちゃんと伝わるよう、しっかり準備をしておきたい」とやる気を高めていました。
 今年度は前年度より学生の人数が多いため、文献紹介のセミナーの回数も多くなっています。今後もより多くの論文に触れ、腸内細菌への多角的な知見を持つことで研究に役立てていきたいです。

2016年5月10日火曜日

2016年5月16日(月)第6回腸内細菌共生機構学特別セミナーを行います。

5月16日(来週月曜日)に第6回腸内細菌共生機構学特別セミナー「腸内細菌制御へ向けた様々なアプローチ」を開催します。
開催時間は13時~16時で、i-BIRD2階のセミナー室で行います。





セミナーポスター


タイムスケジュールと演題は以下の通りです。

13:0013:30 
「バクテリアが放出するポリアミンの機能」 
栗原新(石川県大)

13:3014:00 
「ゲノム編集技術をもちいてマウス・ラットのゲノムを操作する」 
吉見一人先生(国立遺伝研・助教)

14:0014:30
「腸内細菌叢解析のためのバイオインフォマティクス」 
奥田修二郎先生(新潟大医学部・准教授)

15:0015:30 
「機能性オリゴ糖の創出」 
中井博之先生(新潟大農学部・准教授)

15:3016:00 
「母乳オリゴ糖を介したビフィズス菌とヒトとの共生」 
片山高嶺(石川県大)


吉見先生は、昨年の北陸合同バイオシンポジウムでもお呼びしました新進気鋭の実験動物の専門家です。
奥田先生は、腸内細菌のバイオインフォマティクス(生物学で得られる超膨大なデータを解析し、意味のある現象を抽出する学問分野)を専門とされており、一流誌に多数の論文をお持ちです。
中井先生は、これまでに何度も腸内細菌共生機構学にお越しになっており、現在も共同研究中の気鋭の糖鎖の専門家です。

専門的な内容が含まれるセミナーですが、学部生・大学院生の参加も歓迎します。多数の皆様のお越しをお待ちしております。

研究成果と論文

 腸内細菌共生機構学寄附講座は、「腸内シンビオシスの分子機序解明とその高度応用展開」に向けて、日々研究に取り組んでいます。これらの研究成果は学術論文として発表されます。学術論文は、覆面の審査員に厳正に審査され、世界中の人が読めるように英語で発表されます。 
 研究室が開設されて2年半が経ち、まだ開設前に始まった論文も多いのですが、これまでに研究室メンバーの名前の入った12報の論文を出すことが出来ました。これらの論文は研究室の居室の扉に掲示してあります。


研究室の壁に掲示してある発表済み論文

 腸内細菌共生機構学寄附講座における研究成果が、学術論文として世の中に共有されるよう、これからもメンバー一同で研究を頑張っていきたいです!