2018年1月9日火曜日

阪中先生の論文が「FEMS Microbiology Letters」にアクセプトされました。

 新年あけましておめでとうございます。
 石川県は年始からどんよりとした天気が続いています。


2018年1月9日の空模様。石川の冬はこのような天気が続きます。


 さて、2017年12月30日に阪中先生が第一著者の論文「Functional analysis of arginine decarboxylase gene speA of Bacteroides dorei by markerless gene deletion」
が学術雑誌「FEMS Microbiology Letters」にアクセプトされました。
 この論文では腸内細菌優先種の一つであるBacteroides dorei (以下B. dorei)を標的としたマーカーレス遺伝子欠損を実施し、アルギニンデカルボキシラーゼ遺伝子を欠損した株を作成しました。さらに、この変異株と親株を比較した時、変異株の生育速度が著しく低下し、細胞内及び培養上清中のスペルミジン濃度がほぼ消失したことでB. dorei のポリアミン生合成系におけるアルギニンデカルボキシラーゼ遺伝子の重要性を示しました。
 B. dorei共同研究者の松本光晴博士が大学院生のマサピヨさんの糞便から分離した腸内細菌であり(原著論文)、最近、自己免疫疾患への寄与が疑われ始めている重要な腸内細菌です(腸内細菌共生機構学講座の大学院生の平野さんによる日本語の解説記事)。

 論文のアクセプトを記念して、恒例のケーキを頂きました。この日は共同研究を行っている金沢大・岡本研究室の学生さんも研究室にいらしていて、コストコの1.5 kgのティラミスケーキを総勢12名で頂きました。

阪中先生の論文のアクセプトを祝う様子


研究室メンバーと金沢大の学生さんでケーキを食べる様子


一人分ずつ分けられたケーキ。山盛りです。


 写真のように、12等分しても一人分は山もりで、ケーキだけでお腹がいっぱいになりました。本年も一本でも多くの論文がアクセプトされるよう、研究を頑張ります。

 論文のアクセプト、おめでとうございます!

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